2011年1月号掲載 back number

全国の応援してくれる皆さんに恩返しがしたい。
もちろん高知でも。まずは「ワンマン」を目標に!

●失恋ソングが代名詞のようになってますが、どうして恋愛の辛い部分を歌おうと?
例えば愚痴だったり、ネガティブな考えだったり、そういうものをあえて歌にして歌っているほうがカッコいいんじゃないかなっていう持論が、僕の中でありまして。僕、周りの人に嫌われたくない、八方美人ならぬ百万方美人なんで(笑)、普段明るくつとめている分、唯一「陰」な部分を吐き出せる場所が、音楽なんですよ。

●ちなみに、歌詞になっている事は実体験ですか?
全て実体験です。失恋直後の心境を「雨」とするなら、時間が経って少し落ち着いた「曇り」の時に書いた曲が多いですね。「あとのまつり」は凄くダークなイメージを持たれていますが、実は前作「逃した魚」のほうがもっと暗くて深い。2枚を通して歌詞を見ながら聴いてもらえば、微妙な心境の変化が分かるかもしれません。

●リアルだからこそ共感できる部分が大きいんでしょうね。
どんなにいい歌詞ができても、いいメロディーがないと意味がない。その逆も然りです。共感してもらえるということは、歌詞とメロディーが合致して聴き手に届いたという事だと思うので、そういう声をもらえると嬉しいですね。

●1月には東京と大阪でワンマンライブ、さらに最近は新しい曲づくりもされているそうですね。
恵まれた環境の中、曲を作らせてもらってます。春頃に新しい作品をお届けできると思いますので楽しみにお待ちください!

●では、もう何度も来ている高知ですが、改めてファンにメッセージをお願いします。
四国は、島国・日本の中でも本当の島国! 顔なじみのバンドマンや、熱心に応援してくれるお客さんがいる、大好きな場所です。まずは「四国でワンマン」を目標に、少しずつ恩返しをして行きますので、応援よろしくお願いします。

back number(バックナンバー)
群馬県出身の3ピースバンド。ライブ活動を中心に、地元のラジオ局でレギュラー番組を持つなど、精力的に幅広く活動。2009年にリリースした1stミニアルバム「逃した魚」が各方面で話題となり、その名が全国に広く知られることとなる。写真左から、栗原寿(Dr.)、小島和也(Ba.&Cho.)、清水依与吏(Vo.&Gu.)

1st full album「あとのまつり」
2500円・その切なすぎる歌詞とメロディーに、恋愛経験者なら誰もが心打たれるはず。失恋した時にこそ聴きたい、珠玉の名曲集。