2009年4月号掲載 青木真也

格闘家としてもインストラクターとしても、
とにかく格闘技の楽しさを伝えたい!


●高知は初めてですか?

昔来た事があるんですよ。何で来たかは忘れちゃったな~。格闘技とは関係なくプライベートだったような... 今日は高知に着いたばかりで、これからどこへ行くかも決まってないんですよ。どこかいい所あります?

●それでしたら、ぜひ、「ほっとこうち」を役立てて下さい! 居酒屋なんかの情報も載ってますので。
ありがとうございます! でも僕お酒飲めないんですよ(笑)

●青木選手は元々柔道家だったんですよね? その後、サンボや柔術、総合格闘技などへ活躍の場を変えていますが、その経緯は?
昔から、柔道だけでなく格闘技自体が好きだったんですよ。なので、自然に色々な方向に進んで行きましたね。今もファン気質が抜けてないから、みんながどういう格闘スタイルを欲しているのかが分かって、いいのかも知れないですね。

●青木選手と言えば、関節技を中心とした試合が有名ですが、ちょっと珍しいですよね?
今の格闘技シーンでは珍しいかも知れないですね。関節技を選んだと言うよりも、小さい時からこれしか出来なかったんですよ。打撃も重要なツールなんですけど、なによりも「組技」というのが好きなんでしょうね。もうライフワークですよ。誰にでも出来る所も魅力じゃないかな。ケガをするイメージがあると思うけど、ケガもそんなにした事ないしね。関節技をやってると、相手への技のかけ方も分かってくるし、逆にかけられた時の対処法も分かるからね。

●今回は、高知で格闘技を広める活動をしている「一領具足」のセミナーインストラクターとしての来高ですが、今後もそういった活動は続けていくんですか?
格闘技を教えると言うのは、完全に僕の趣味ですね。自分の好きな事をより多くの人に知ってもらいたい、共感してもらいたいと思っているんです。自分が教える事で、格闘技を始めるきっかけになったらいいですね。僕は普段東京を中心に活動していて、東京ならジムもたくさんあるしプロ選手も多く、環境はすごくいいんです。でも、地方ではあまり広まってない感じがする。そういう所に出向いて、格闘技の楽しさを伝えて行きたいですね。

 

アオキシンヤ
柔道家から総合格闘技の世界へ。2003年にプロ格闘家としてデビューし、サンボや柔術、総合格闘技などで実力を発揮する。関節技や寝技を得意とし、現在の総合格闘技の中量級最高峰の寝技師と呼ばれている。