2008年6月号掲載 オトナモード

ライブで高知に来れるよう頑張るので、
ぜひオトナモードを覚えてもらって、
応援して頂ければ嬉しいです


●高知は3度目だそうですが、印象は?
高橋啓太(以下、高):僕にとっては外国というか... 同じ日本なんだけど、僕は出身が栃木県なので、西日本の方は同じ田園風景や緑でも、ちょっとイメージや空気感が違うんですよね。高知のイメージはやっぱり「カツオのタタキ」! でも、前回はカレーを食べました(笑)

●それは残念です(笑)先日、待望の2ndシングル「グライダー」をリリースしまましたね!
高:一昨年ぐらいに曲自体は出来上がってて、ライブでもずっと演ってたから、いつ形にしようか考えてたんです。それで、デビューシングル「風になって」のレコーディング時に、「その風を掴んで、もう一つ上に登っていくようなイメージ」で「グライダー」という言葉はすごく繋がりがいいな、「グライダー」の居場所は2作目じゃないかな、とすごく思えて、こういう流れになりましたね。

●聴きどころは?
高:「風になって」がそうだったんですけど、今作もオトナモードの楽曲の中で、すごく明るい部分を表現した曲になってて。前作は「風を感じる疾走感」があったんですけど、今作は「浮遊感」。本当に飛んでるような、風を感じられるようなサウンドになってるので、気持ちいい感じを耳で味わってもらえたらと思いますね。

●オトナモードの楽曲は全て高橋さんが作っているそうですが、作る上で大切にしてる部分はある?
高:僕は映像とか写真、絵など、目から入るものがすごく大好きで、それと音楽が一緒になってるのも大好きなんです。雑誌の写真を見て「この写真に合う音楽を、僕が作ったらどうなるかな」とか、そういうのが楽しくて。あと、ユーミンもすごく大好き。ユーミンの曲は、聴いただけで目の前に映像が浮かんでくるような歌詞がすごく多くて。そんな風に何か想像力をかき立てられるような音楽をつくれるよう、毎日頑張ってます。

●デビューイヤーである2008年、どういう1年にしたい?
高:まだ船出したばかりだけど、今年1年は活動の中でも絶対大切な1年になると思うし、振り返る時にも最初の1年はすごく大事なので、そういう気持ちを僕自身も忘れないようにしたい。その気持ちを作品に込めながら、デビューイヤーらしいハジけたサウンドが届けられたらいいなと思います。


オトナモード
2004年結成の、5人組アコースティックギターロックバンド。インディーズで3枚のアルバムをリリース後、2008年2月にシングル「風になって」でメジャーデビュー。この曲が、全国ラジオ局32局のパワープレイにも選出されるなど、今年最も飛躍が期待されるニューカマーだ。繊細でドラマティックなサウンドが紡ぎ出す透明感溢れる音世界は、聴くものの心を強く揺さぶる...

2nd Single「グライダー」
1260円・発売中 TOYOTA「アイシス」のCMソングでお馴染みの楽曲は、オトナモードのキャパシティの広さが十二分に伺える秀逸作。荒井由実のカバー曲「やさしさに包まれたなら」も収録。